このページでは「Pythonをどうやって実行するのか」を体験します。学習環境がColabでもローカルでも、以下の操作を順に試してみましょう。
対話モード(REPL)を使う #
ターミナルやPowerShellで次のコマンドを入力します。
python3
Windowsでpython3が見つからない場合はpyまたはpy -3.13を試してください。すると次のようなプロンプトが表示されます。
Python 3.13.0 (main, ...)
>>>
>>>の右側に式を入力するとその場で結果が返ってきます。
>>> 1 + 2
3
>>> "Hello" * 2
'HelloHello'
対話モード(REPL)は“Read Eval Print Loop”の略です。計算結果をすぐ確認したいときに便利で、チュートリアルでもよく使われます。
対話モードを終了するにはCtrl+D(WindowsはCtrl+Z→Enter)を押すか、exit()を入力します。
対話モードで書いた内容はファイルに保存されません。長いコードは後述するスクリプトにまとめましょう。
スクリプトを作成して実行する #
エディタでhello.pyというファイルを作り、次のコードを入力して保存します。
print("Hello, Python!")
保存したらターミナルでファイルを置いたディレクトリに移動し、次を実行します。
python3 hello.py
Windowsではpy hello.pyでも問題ありません。実行すると以下のように表示されます。
Hello, Python!
.pyファイルを保存すると、あとから差分を確認したりGitでバージョン管理したりできます。
エディタの実行機能を使う(任意) #
VS CodeやPyCharmなどのエディタには、保存していなくても一時的に実行できる機能があります。例としてVS Codeでは次の通りです。
- エディタにコードを入力
- 画面右上の「▶ Pythonファイルを実行」をクリック
エディタ上で実行するとカレントディレクトリがエディタ独自の場所になることがあります。ファイルを読み書きするプログラムでは現在のパスを意識しましょう。
ここまでのチェック #
- 対話モードで簡単な計算を実行し、終了できた
-
hello.pyを作成し、コマンドラインから実行できた - エディタの実行機能の動作を確認した(任意)
試してみよう #
- 好きなメッセージを3行続けて表示するスクリプトを作成してください。
- 対話モードで
5 ** 2を実行し、結果が予想と合っているか確認しましょう。
準備が整ったら、次のステップで数値と演算子を詳しく見ていきます。