この章で学ぶこと #
- リスト・タプル・辞書などのデータ構造を使って情報を整理する
- 関数を定義し、処理を部品化して再利用する
- データ構造と関数を組み合わせた小さなアプリケーションを作る
所要時間の目安は 2〜3 時間。長めなので 3 日程度に分割するのがおすすめです(例: Day1: リスト&タプル/Day2: 辞書&ループ活用/Day3: 関数とまとめ演習)。
ここまでの振り返り #
| 章 | 身に付いた力 | この章で追加される力 |
|---|---|---|
| 00 イントロダクション | 学習環境の準備・進め方の把握 | — |
| 01 基本文法 | 値を扱い、表示・入力ができる | — |
| 02 条件分岐と繰り返し | 判断と繰り返しで処理フローを組み立てる | — |
| 03 データ構造と関数 (本章) | — | 複数の値をまとめて扱い、処理を部品化できる |
ここで学ぶ「まとめる」「再利用する」力が、後のデータ分析や Web アプリ作成に直結します。
Python 全体の中での位置づけ #
graph LR A[入門準備<br>環境構築] --> B[基本文法<br>値を扱う] B --> C[条件分岐・繰り返し] C --> D[データ構造と関数<br>(本章)] D --> E[モジュール活用] E --> F[プロジェクト構築] classDef highlight fill:#2563eb,color:#fff,font-weight:700; class D highlight;
学習のヒント #
- データ構造は「具体的な例 → 使う場面 → 手を動かす」の順で覚えると定着しやすい
- 関数は「どんな引数」「どんな戻り値」「どんな処理」を言語化してからコードを書く
- まとめ演習では 入力 → 処理 → 出力 の流れを意識して設計図を描いてから実装する
ステップ構成 #
演習では、小さな関数を先に作ってからメイン処理を組む “自作ライブラリ風” の流れを体験できます。同じ手法はチーム開発でも重宝されます。