リストは「順序のあるデータの箱」です。角括弧 [] を使って作成し、要素を自由に追加・変更できます。
リストの基本 #
fruits = ["りんご", "みかん", "ぶどう"]
print(fruits[0]) # りんご
fruits.append("バナナ")
fruits[1] = "オレンジ"
インデックスは 0 から始まります。
fruits[3]は 4 番目の要素です。
スライスで部分を取り出す #
numbers = [10, 20, 30, 40, 50]
print(numbers[1:4]) # [20, 30, 40]
print(numbers[:3]) # [10, 20, 30]
リスト内包表記 #
squares = [n * n for n in range(1, 6)]
print(squares) # [1, 4, 9, 16, 25]
まずは通常の
for文で書いてから内包表記に書き換えると、読みやすい形が身につきます。
タプルとは? #
タプルは丸括弧 () を使う不変(イミュータブル)なデータ構造です。
point = (35.0, 139.0)
print(point[0]) # 35.0
変更の必要がない座標や設定値などはタプルにしておくと安心です。
リストとタプルの使い分け #
| リスト | タプル |
|---|---|
| ミュータブル(変更可能) | イミュータブル(変更不可) |
| 順序があり長さが可変 | 順序があり長さは固定 |
| 例: ToDo リスト、買い物リスト | 例: 座標、設定のセット |
試してみよう #
- 今日することを 3 つリストに入れ、1 つ完了したら
pop()で取り除くプログラムを書いてください。 - 1~20 の偶数だけを集めたリストをリスト内包表記で作成し、合計値を表示しましょう。
- タプルを使って「商品名・価格・在庫数」を 3 組のデータとして保持し、表形式で表示してください。