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言語 JA

Accuracy(中学生向け)

入門中学生

03.3.1 中学生向け

Accuracy(中学生向け)

最終更新 2026-11-01 読了時間 1 分
まとめ
正解率(Accuracy)は、コンピュータの予想が全部の中で何個当たったかの割合で、テストの「100 点満点で何点」と同じ感覚です。予想と本当の答えを並べて、当たりの数を全部の数で割れば出るので、足し算と割り算だけで求められます。分かりやすい反面、答えがかたよっているとき(100 日のうち 97 日が「晴れ」など)は、何も考えずに同じ答えを言い続けるだけで高い点が出てしまう落とし穴があります。だから正解率だけで決めず、「雨の日だけ」「晴れの日だけ」のようなグループごとの当たり具合もいっしょに見るのが大事です。

クイズ:この天気予報は何点? #

あなたが 10 日間、「明日は雨が降るか」を予想したとします。結果はこうでした。

日12345678910
予想晴雨晴晴雨晴晴雨晴晴
本当晴雨雨晴雨晴晴晴晴晴
当たり○○×○○○○×○○

当たったのは 10 日のうち 8 日。「80 % 当たった」と答えた人は、もう正解率を計算しています。機械学習でも、コンピュータの予想の点数はこの数え方で出します。

図で見る:正解率と「公平な正解率」 #

左の棒がふつうの正解率、右の棒が病気あり・なしのグループごとの当たり率を平均した正解率。2 本の高さがほぼ同じなら、予想がかたよっていない

上の図は、病院のデータで「病気があるか・ないか」をコンピュータに予想させたときの結果です。左の棒がふつうの正解率、右の棒は「病気ありの人だけの当たり率」と「病気なしの人だけの当たり率」を平均した公平な正解率です。2 本の高さがほぼ同じなので、この予想はどちらのグループも同じくらい当てていることが分かります。

仕組み:どう数える? #

まず、予想と本当の答えを横に並べます。上の表のように、1 件ずつペアを作ります。次に、当たりとはずれに分けます。当たりは「雨と言って雨」「晴れと言って晴れ」の 2 種類あり、どちらも同じ 1 個の当たりとして数えます。そして、当たりの数 ÷ 全部の数を計算すると、これが左の棒の高さで、例では 8 ÷ 10 で 80 % になります。最後に、グループごとにも数えます。雨の日 3 日だけ、晴れの日 7 日だけで当たり率を出し、その平均をとると右の棒になります。2 本の差が大きいほど、片方のグループばかり当てている印です。

動かして見てみよう #

下の図で「再生」を押すと、説明した手順が 1 つずつ進みます。手順ごとの説明は図の下に出ます。

気をつけたいこと #

最初の注意点は、答えがかたよっていると 97 % のような高い点が出てしまうことです。100 日のうち雨が 3 日だけの町なら、毎日「晴れ」と言うだけで正解率は 97 % ですが、この予報は雨を 1 日も当てていません。二つ目は、2 種類のはずれの重さが同じに数えられることです。「雨なのに晴れと言った(かさを忘れる)」と「晴れなのに雨と言った(かさがむだになる)」は困り方が違うのに、正解率はどちらも同じ 1 個のはずれとして数えます。三つ目は、「正解率が高い=役に立つ」ではないことで、雨を当てたいのか晴れを当てたいのか、何を当てたいのかによって見るべき数は変わります。

やってみよう #

最初の課題は、10 日間、自分で明日の天気(晴れか雨か)を予想してメモし、正解率を計算することです。二つ目は、「10 日のうち雨が 1 日だけ」の表を自分で作り、「毎日晴れ」と予想したときの正解率と、雨の日だけの当たり率を比べることです。三つ目は、身の回りで「何も考えずに同じ答えを言うだけで正解率が高くなる場面」を 1 つ考えることで、ヒントは、ほとんどの人が合格するテストで「合格」と予想することです。

つぎに読む #

式と Python のプログラムまで含めた本編は 正解率(標準版) です。当たり・はずれを 4 つのマスに整理する表は 中学生向けの混同行列 で紹介しています。ほかの「予想の点数のつけ方」は 分類の評価指標 の一覧からたどれます。