06.1.3 中学生向け
ドーナツチャート(中学生向け)
クイズ:お金はどこにいくら預けてある? #
ある人が、貯めたお金を世界の 5 つの地域に分けて預けています。その内わけです。
| 地域 | 割合 |
|---|---|
| 米国 | 40% |
| エマージング(新興国:成長中の国々) | 20% |
| 日本 | 20% |
| 欧州(ヨーロッパ) | 10% |
| その他 | 10% |
表でも分かりますが、全体を 1 つの形で見せたいときに使うのがドーナツチャートです。

輪はどうやって切り分ける? #
まず、全体を 100 とします。5 つの割合を足して 100% になることを確かめます。次に、割合の分だけ円を切ります。40% の米国は円の 10 分の 4、10% の欧州は 10 分の 1 の「ピザの 1 切れ」になります。それから始める位置と向きを決めます。図では 12 時の位置から順に切っていて、大きい順に並べると読み始めがはっきりします。続いてまん中をくり抜きます。空いた所には「合計 100 万円」のような全体の情報を書けますが、空白そのものに意味はありません。最後に名前と % を書き添えます。角度だけでは「20% と 20%」が本当に同じか自信が持てないので、数字で確かめられるようにします。
動かして見てみよう #
下の図で「再生」を押すと、説明した手順が 1 つずつ進みます。手順ごとの説明は図の下に出ます。
気をつけたいこと #
いちばん気をつけたいのは 3D の円グラフです。ななめから見た立体の円は、手前のスライスが広く、奥が細く見えます。同じ 20% でも手前に置けば多く見えるので、読む人をだませてしまいます。平らな図で描きましょう。二つ目はスライスが多すぎること。6 つ以上に切ると細いスライスの差は読めないので、3〜5 個を残し、残りは「その他」にまとめます。三つ目は、20% と 22% のような細かい差をくらべたいときに使うことです。どちらが多いかは角度では分かりません。正確にくらべるなら、長さで読める棒グラフが向いています。
やってみよう #
最初の課題は、1 か月のおこづかいの使い道を「食べ物・文房具・遊び・貯金・その他」に分けて、コンパスと分度器で円を切り分けることです。二つ目は、教科書や新聞で円グラフを探し、スライスの数を数えること。6 つ以上あったら、どれを「その他」にまとめるか考えてみましょう。三つ目は、同じ表を「3D 風」に、ななめから見た楕円(だえん)で描いてみることです。どのスライスが大きく見えるか、平らな図と見くらべましょう。
つぎに読む #
プログラムで描く方法は ドーナツチャート(標準版) にあります。「全体と内わけ」を棒で見せる方法は 積み上げ棒グラフ(中学生向け) で説明しています。