6.2.11
レインクラウドプロットで分布の全体像を一枚に
まとめ
- 半バイオリン+箱ひげ+ストリップを重ねて分布形状・要約統計・個別データ点を同時に見せる。
- matplotlib だけで描けるため外部パッケージ不要。
violinplotの片側を消して組み合わせる。 - 論文やレポートでグループ間の分布比較を説得力ある 1 枚にまとめたいときに使う。
レインクラウドプロットは「雲(半バイオリン)」+「雨(ストリップ)」+「水たまり(箱ひげ)」を組み合わせたチャートで、分布の形状・外れ値・中央値をすべて 1 枚で伝えられる。学術論文での採用が増えている可視化手法。
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読み方のポイント #
- 半バイオリン(雲)の膨らみで分布の偏りや多峰性を確認する。Group C のように右に裾が長い分布も一目でわかる。
- 箱ひげ(水たまり)で中央値と四分位を定量的に比較する。
- ストリップ(雨)の点の密集度でサンプルサイズの違いや外れ値の有無を把握する。
いつ使うか #
- 適している場面: グループ間の分布を論文やプレゼンで比較したいとき。バイオリンプロット+箱ひげ図+ストリッププロットを 1 枚に統合できる。
- 不向きな場面: グループ数が 10 以上あると横幅が足りず読みにくくなる。
- 代替手段: グループ数が少なく詳細不要ならバイオリンプロット単体、さらに簡素でよければ箱ひげ図で十分。
よくある失敗パターン #
- ストリップの重なりすぎ: サンプル数が多いと点が潰れて黒い帯になる。
alphaを下げるか、s(点サイズ)を小さくして対処する。 - 半バイオリンの向きが不統一: 左右を間違えると雲と雨が重なって読めない。バイオリンを左、ストリップを右に統一するのが標準。